2015年2月10日 カテゴリ: ガーデンデザイン
空間設計はそのご依頼された空間以外の空間を感じることが大切です
設計は基本は事務所でおこないますが
ランドガーデンのガーデンデザイナーは
まずその依頼されている空間以外の探索から
スタートしています
外部空間は常に外部に存在しているわけですから
その廻りの環境がどんなところなのか
それを把握しない設計は
その空間だけしかとらえていない設計になってしまいます
もし4件お隣に同じようなパターンのデザインが存在していたら
提案しているポストと同じデザインのポストがお隣についていたら
住まう方にとり 後々気になってしまうかもしれません
そして照明のご提案時 もっとも大切なのは
その設計している空間以外の環境に
どんな光が存在しているのか
門灯のすぐ上部に 電柱の外灯があれば
夜のライティングに影響があります
「外灯が明るくて門灯が意味ないです」
こんな事態も起こるわけですから
お庭の場合 ほとんど現地でデザインしてます
一番重要なのはデザインした空間がここに具現化した時に
本当に心地いい空間になるのかどうかです
もしその空間の最大のポイントである後方に
お隣の洗濯物が干してあったら
お隣の室外機が風景に入ってしまったら
また樹木配置やフェンスも
お隣の環境下に多大な影響を与えてしまうので
それを配慮しているデザインが必要ですね
この外部設計においては
いかに依頼されている空間以外の空間をとらえ
その位置関係を調べていくのか
これがガーデンデザインにおいて
大切なポイントだと思います
これは事務所でその空間だけの写真を見て
デザインしているとなかなか感じ取れないことなのです
だから猛暑や豪雨 そして強風
こんな時の現地デザインはかなり厳しいものがありますf^_^;
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そしてお部屋の窓辺から見える風景
それは一枚の絵画のように
庭造りにおいてお部屋からの眺め 風景は大事なポイント
外部からだけはなく
お部屋からお庭がどう視野に映し出されるのか
住まう方々にとり それは大切な生活空間の演出