ロックガーデン徹底解説!
おしゃれ事例で学ぶ
作り方と石・植物の選び方
ロックガーデンの魅力と基本知識
「石を使った庭に憧れる」
「自然の中にいるようなオシャレな空間がほしい」
そんな夢をお持ちのあなたにおすすめのコラムになっています。
こんにちは。
千葉県のデザインガーデンとエクステリア施工の専門店「ランド・ガーデン」です。
最近、ワンランク上のおしゃれな庭として注目を集めているのが「ロックガーデン」という庭づくりのスタイル。
岩や石をメインに据え、緑と調和させることで、手間をかけすぎずにナチュラルで洗練された空間を生み出せると人気です。
でも「ロックガーデンってどんなもの?」「石や植物はどう選べばいい?」「自分でも作れる?」
そんな疑問も多いはず。
そこで、このコラムでは、プロの視点からロックガーデンの魅力や基本、選び方、作り方、さらに素敵な施工事例までわかりやすくご紹介します。
あなたの理想のガーデンライフを叶えるヒントを早速覗いていきましょう。
ロックガーデンの魅力と基本知識

ロックガーデンとは何か?その特徴と魅力
ロックガーデンは、その名の通り「石」を主役にした庭づくりのスタイルです。
自然の岩や石を巧みに配置し、そこに植物を組み合わせることで、まるで自然の山や渓谷を切り取ったかのような風景を演出します。
また、自然な雰囲気を演出するだけでなく、植物の選び方次第では水はけの良い庭を作れるため、乾燥に強い種類の植物が元気に育つのも特徴です。
さらに、ロックガーデンはサイズの調整が可能なため、小さなスペースにも取り入れることができ、おしゃれな庭を簡単に実現できます。

ロックガーデンとドライガーデンの違い
ロックガーデンとドライガーデンは、どちらも自然石を使った庭づくりですが、注目するポイントが異なります。
・ロックガーデン
石を主役に据え、自然石と高山植物、多肉植物、さらには松など、さまざまな植物を自由に組み合わせることができます。
限られたスペースにも取り入れやすく、自然の山岳風景のような力強さや、落ち着いた雰囲気を楽しめるのが魅力です。
メンテナンスの手間を抑えつつ、自分らしいおしゃれな庭を楽しみたい方におすすめです。
・ドライガーデン
多肉植物やサボテンなど、乾燥に強い植物を中心に構成され、比較的平面的でシンプルなレイアウトが特徴です。
水やりの頻度も少なくて済むため、植物が多くてもお手入れが楽なのが特長。
ガーデニングを楽しみつつ、海外風のおしゃれな庭にしたい方におすすめです。
このように、ロックガーデンは石をメインに活かした庭づくりであるのに対し、ドライガーデンは乾燥に強い植物を中心にしたシンプルで扱いやすい庭づくりと言えます。
庭のスタイルやお手入れの手軽さを考慮して、どちらが自分に合っているか選ぶのがおすすめです。
ドライガーデンの魅力をもっと知りたい方には、こちらの記事もおすすめです。
おしゃれなドライガーデンの作り方や実例をたっぷりご紹介しています。


和風・洋風どちらにも対応できるロックガーデンの魅力
ロックガーデンは、選ぶ石材や植物によって和風にも洋風にもアレンジ可能な点が人気の理由の一つです。
たとえば、苔や山野草を取り入れることで日本庭園の雰囲気を再現することができるほか、花々が美しい高山植物や多肉植物を使って、ヨーロッパ風のガーデンスタイルに仕上げることもできます。
さらに、和と洋を融合させた独自のデザインを楽しむこともでき、家の雰囲気や好みに合わせて自由度の高いカスタマイズができる点がロックガーデンの大きな魅力です。
初心者でも簡単!ロックガーデンが人気の理由
限られたスペースであれば、ロックガーデンはDIYでも楽しめる庭づくりのひとつです。
使用する石材も種類によっては、ホームセンターなどで20kgあたり4,000円前後※で手に入るため、比較的気軽に始められます。
ただし実際に作ってみると、石の配置や植物とのバランスに悩んでしまうことも。
特に、広い面積や立体感のある構成を目指す場合は、デザインや施工の知識が必要になり、仕上がりに大きな差が出ることもあります。
見た目の美しさはもちろん、長く快適に楽しめる庭をつくるためにも、「自分でやるか」「プロに相談するか」は目的に合わせて検討すると良いでしょう。
※2025年6月時点
ロックガーデンを作るための石の選び方

おすすめの石材種類とその特徴
ロックガーデンで使用する石材は、その見た目や機能性によって選択することが重要です。
おすすめの石材としては、溶岩石・割栗石・大理石などがあります。
溶岩石は多孔質で軽く、排水性に優れているため植物の生育環境を整えやすいのが魅力です。
割栗石は自然な形状とゴツゴツした質感が特徴で、ナチュラルな雰囲気を演出するのにぴったりです。
一方、大理石はその美しい質感と洗練された見た目から、洋風のおしゃれなロックガーデンを目指す場合に最適です。

石の配置で魅せる空間デザインのコツ
ロックガーデンをおしゃれに仕上げるポイントは、石の配置にあります。
大小さまざまな石を使い、自然なバランスで組み合わせることで、庭に立体感や奥行きが生まれます。
たとえば、以下のような配置が一例です。
・大きな植栽は奥側に配置し、背景として使う
・大きな石は手前に置き、全体の流れを整える
・石の高さや角度を少しずつ変えて動きを出す
ほんの少しの工夫で、見た目にも美しく、バランスのとれたロックガーデンに仕上がります。
配置や植栽にこだわることで、完成度の高い洗練された空間が実現します。
平面でも傾斜地でも楽しめる石の積み方
ロックガーデンは平坦な場所でも、傾斜地でも作ることができます。
平地では高さを強調するために石を積み上げ、小さな段差を作ることで変化をつけると効果的です。
一方、傾斜地では自然な流れを意識しつつ、石を階段状に配置すると安定感が生まれ、全体のデザインが調和します。
石を積む際は、バランスを保ちつつも隙間を適度に設けることで、植物を植えるスペースを確保するのがコツです。
このように配置や積み方を工夫することで、平坦な庭も斜面の庭も美しく仕上げることが可能です。
ロックガーデンに適した植物の種類と植え方

乾燥に強い多肉植物や高山植物の活用
ロックガーデンでは、乾燥に強い多肉植物や高山植物が非常に適しています。
これらの植物は、水はけが良く乾燥しやすい環境に強いため、石の隙間に植えても健やかに成長します。
代表的な植物の例としては以下のような種類があります。
多肉植物
・セダム
・アガベ
・ユッカ
・エケベリア
高山植物・ハーブ類
・タイム
・アルメリア
これらは見た目もおしゃれで、ロックガーデンのデザイン性を引き立ててくれます。
このような植物を取り入れることで、ロックガーデンに独特の風合いや彩りを加えることができます。

ロックガーデンに使えるおすすめのオージープランツ
ロックガーデンをさらに魅力的に仕上げたい方には、オーストラリア原産の植物、「オージープランツ」の活用もおすすめです。
乾燥に強く、個性的な葉色や樹形を持つオージープランツはロックガーデンとの相性が抜群。
シルバーリーフ系のユーカリやグレビレアといった植物は、石とのコントラストが美しく、ナチュラルでモダンな雰囲気を演出してくれます。
植栽に少し取り入れるだけでも、庭全体の印象がぐっと洗練されたものになります。
乾燥に強い植物を探している方や、個性的でおしゃれな庭を目指したい方にぴったりの選択肢です。
植物の配置デザインで個性を光らせる方法
ロックガーデンで個性的な庭をつくるためには、植物の配置が重要なポイントになります。
ここで紹介するのは一例ですが、以下の工夫を取り入れることで、より魅力的な空間を演出できます。
・グルーピングの活用
同じ種類の植物をまとめて植えることで、統一感が生まれ、庭全体にリズムが生まれます。
・高さや色のバランス
背の高い植物を後ろに、低い植物を前に配置し、遠近感を出すとともに、葉の色や形の違いを活かすことで視覚的な深みが増します。
・間(スペース)を意識する
植物同士の間隔を適度に取ることで、ひとつひとつの植物が際立ち、全体が窮屈に見えないすっきりとした印象になります。
・季節感を取り入れる
季節ごとに異なる表情を見せる植物を組み合わせることで、一年を通して変化を楽しめる庭になります。
これらはあくまで配置の一例であり、植物の選び方や組み合わせは庭の環境や好みによって変わります。
石と植物のバランスを考えながら、じっくり計画することが、個性あふれるロックガーデンづくりの鍵です。
プロの技!ロックガーデンをおしゃれに仕上げる施工事例
自然石で落ち着いた空間を作り出すロックガーデン
まるで自然の一部を切り取ったような、静けさと趣を感じさせるロックガーデン。
大小さまざまな自然石を丁寧に配置し、植物との調和を意識することで、落ち着きのある空間に仕上げました。
さらにこのロックガーデンでは、ライティングにもこだわりが詰まっています。
スポットライトを石や植栽の陰影が美しく際立つ角度で設置し、夜の庭に幻想的な表情を演出。
ライティングによって昼夜で異なる魅力を楽しめるロックガーデン。
自然の美しさと、照明による演出が融合した、心豊かな空間づくりの一例です。
ナチュラルロックガーデン
風合いある自然石をベースに、草花をバランスよく配置。
石の質感と植物のやわらかさが織りなすコントラストが、庭全体に穏やかなリズムを生み出しています。
整いすぎない計算された石の配置により、まるで自然の中に佇んでいるような空気感を演出しています。
ナチュラルでありながら、洗練された印象も兼ね備えた、日常に癒しと彩りをもたらすロックガーデンの仕上がりです。
ファサードを美しく彩るロックガーデン
限られた空間の中でも豊かな表情を持たせる工夫が光る、ファサードのロックガーデン事例。
高低差を巧みに活かし、植栽をあえて全体には広げず、スポットごとに視線が留まるよう計算された配置が特徴的です。
景石やぐり石、化粧砂利といった素材を組み合わせることで、緩急あるデザインが生まれ、単調になりがちな狭小地にも立体感と奥行きが加わっています。
植栽にはアガベやオリーブ、ユーフォルビアなど多種多様な植物を用い、ナチュラルでありながら洗練された印象に。
素材選びから構成、配置まで、細部にまでこだわり抜いたロックガーデンが、訪れる人の目を楽しませてくれるデザインとなっています。
異素材の融合、広々としたガーデンテラス
庭の一角に設けたロックガーデンが、このガーデンテラスの大きな魅力のひとつです。
大小さまざまな自然石を丁寧に配置し、その合間に個性豊かな植栽やオブジェをバランスよく配置することで、まるで自然の風景を切り取ったかのような趣ある空間が完成しました。
昼間は植物と石のコントラストが空間にリズムを与え、ナチュラルでありながら印象的なアクセントに。
夜にはライティングの演出により、石の陰影や植栽のシルエットが美しく浮かび上がり、幻想的な雰囲気に包まれます。
ロックガーデンは見た目の美しさだけでなく、手間をかけすぎずに維持できる点も魅力。
乾燥に強い植物を中心に構成することで、メンテナンスの負担を軽減しながら、季節ごとの表情の変化を楽しめます。
オージーテイスト溢れるロック&ドライガーデン
vintageテイストの住まいにマッチするよう、外構にはワイルドで自然美あふれるロックガーデンを採用。
無骨な石材と乾燥に強い植栽を組み合わせ、オーストラリア風の力強くも洗練された景観をつくり上げました。
存在感のあるガビオンをアクセントに加えることで、より立体感と構造美が際立つ仕上がりに。
タイル敷きのお庭は、美しさとメンテナンス性を両立させたフラット空間となっており、手間をかけずに長く楽しめるのも魅力です。
自然のラフさとモダンな素材感をバランスよく調和させた、唯一無二のロック&ドライガーデンが完成しました。
柔らかな光が生み出す和洋空間
静けさを感じる和の趣に、モダンなエッセンスをさりげなく溶け込ませたロックガーデン。
自然石の力強さと、植栽のやさしい表情が織りなす庭は、時間の流れとともにさまざまな表情を見せてくれます。
庭先には木の温もりが心地よいウッドデッキを配置し、和の落ち着きと洋のくつろぎを両立。
夜には照明が石や植物を柔らかく照らし、日中とはまた違った幻想的な空間を演出します。
和と洋、それぞれの良さを引き立て合う、穏やかで心ほどける庭が完成しました。
海外の邸宅をイメージしたシンプルモダンな庭
すっきりと洗練された佇まいの中に、自然の力強さを感じさせるロックガーデンを取り入れた一邸。
海外のモダンな邸宅をイメージし、無駄を削ぎ落としたシンプルなデザインに、重厚感ある石材「アンチックシルバー」がアクセントとして際立ちます。
モノトーン調の舗装材やブロック、質感豊かなタイルと調和させることで、ロックガーデンが硬質すぎず、洗練された印象に。
管理のしやすさと景観美を両立させた、上質なモダンエクステリアが完成しました。
緑あふれるロックガーデン
庭の中心に配された円形ガビオンの中には、シンボルツリーのように植栽を配置。
無骨な石と、生命力あふれる緑が響き合い、ダイナミックでありながらもどこかやさしさを感じるロックガーデンに仕上がりました。
床には重厚感のある石貼りを採用し、その脇には彩り豊かな植物たちが伸びやかに広がります。
石の力強さと緑の柔らかさが美しく調和し、訪れる人をやさしく迎え入れる、心地いい空間が完成しました。
Q&A

Q1. ロックガーデンにはどのような石が適していますか?
A.ロックガーデンに適した石材としては、溶岩石、割栗石、大理石などがあります。
溶岩石は多孔質で排水性に優れ、植物の成長を助ける効果があります。
また、それぞれの石材は色や質感にも特徴があるため、庭全体のおしゃれな雰囲気を演出するのに役立ちます。
選ぶ際には家のデザインや庭全体のテーマに合ったものを選ぶことが重要です。
Q2.ロックガーデンに適した植物の選び方を教えてください。
A.ロックガーデンには乾燥に強い植物がおすすめです。
たとえば、多肉植物や高山植物が適しており、手入れが比較的楽です。
また、オージープランツ(オーストラリア原産の植物)は耐久性が高く、デザインに取り入れることで独特の景観を作り出すことができます。
低草丈で広がるような植物や、枝がしだれるタイプを選ぶと、石との組み合わせが自然で美しくなります。
Q3.ロックガーデンは初心者でも作ることができますか?
A.小さなスペースであれば初心者でもDIYでロックガーデンを作ることは十分可能です。
ただし、大きなスペースやデザイン性を重視する場合は、石の重さや配置バランスなども重要になるため、プロに依頼するのもおすすめです。
自分の希望やスペースに合わせて、DIYとプロ施工を使い分けることが成功のポイントです。
Q4.ロックガーデンで和風のデザインにするにはどうすればよいですか?
A.和風ロックガーデンを作るには、日本庭園の要素を取り入れたデザインを心掛けましょう。
たとえば、丸みを帯びた自然石を使い、その隙間に山野草やモミジなどを植えるのが効果的です。
また、敷石を配置したり砂利を敷き詰めたりすることで、日本らしい風情を演出できます。
従来の庭園との調和を意識すると一層おしゃれに仕上がります。
Q5.ロックガーデンをおしゃれに見せるコツは何ですか?
A. ロックガーデンをおしゃれに見せるためには、素材の組み合わせや配色が重要です。
たとえば、植物と石のバランスを整え、石の色や質感に合わせて植物を配置しましょう。
また、庭用の照明を取り入れることで、昼間だけでなく夜間も素敵な雰囲気を楽しむことができます。
周囲の景観も含めてデザインすることで一体感のある仕上がりとなります。
まとめ
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